明日、渋谷で炎の中に

cover1999年、当時彼女(現・奥さん)が真冬のニュージーランドに単身サバイバル旅行(?)に行く直前の寂しさ募る候、僕はいとこの結婚式に出席するために神戸へ。明石大橋近くのCDショップにふらっと入って目についたのがこのCD。そういえばB!誌のレビューで「デス声が苦手な人でも一度聴いてみて!」みたいな内容でかなり評価が高かったので、自分としてはデスメタルを買うなんて今までで一番の冒険だったのですが、寂しいから買っちゃえ!みたいなわけのわからない理由で購入。ホテルで親戚一同に挨拶をすませ、部屋に戻ったあと、そこには快楽の時間が待っておりました。「なんじゃこりゃー!」凄い、凄すぎる!IN FLAMESの数々の名曲の中でも最も人気のある曲のひとつである#1「Embody The Invisible」を初めて聴くことになったわけですが、それはまさしく「秒殺」「悶死」、つまりDeath、いやKilled。食わず嫌いを後悔した一夜でした。それからメロデス街道まっしぐらdeath。

そして、明日はIN FLAMESのライブ in SHIBUYA AX!

メロディアスHRといえば、TEN

coverゼロ・コーポレーション。90年代中盤ごろに数々のマニアックなメロディック系バンドを日本でデビューさせ、そして散っていった伝説のレーベルです。いまや郷愁すら感じる、あのジャケットデザインと大仰な帯タタキ…。
その中でもこのTENというバンドの登場はかなりのインパクトがありました。B!誌対談では小粒扱いされてますが…(みんな書いてるとおり、あの記事はムカツク内容。特に僕らの世代にとっては)。それはさておき、「テン?ダッセーバンド名だな」と思いつつ、電話で試聴できるという「MVPサポーティングコール!(だったかな?)」で試聴したらなかなかの感触だったので、同時発売だったミカエル・アーランドソンと一緒に購入。当時はまだ、英国HR特有の「煮え切らないメロディ」の良さがあまりわからなかったので、「After The Love Has Gone」とかもリフは最高なのにサビで盛り上がらないなぁなんて思ってて評価は"中の上"ぐらいだったんです。だけど、なぜだかリピートしてしまう。じわじわと良さがわかってくる感覚っていうのは、このアルバムが初めてだったかもしれないです。それ以来「After The Love Has Gone」はブリティッシュHR/HMの中では常にNo.1の存在です。それから、バラードの大曲「The Loneliest Place In The World」もね。3rdリリース時の来日公演はホントに素晴らしかった。TENがいたからこそ、DAREにも触れるきっかけにもなったし、いろんな意味でTENの存在は計り知れないですね。

MTVとハードロック

cover80年代後半〜90年代初頭にかけてはハードロックとMTVが密接に関わってお茶の間に浸透した時代。なかでもジョン・ボン・ジョヴィに見いだされてデビューしたFIREHOUSEはMTVの潮流に乗ってヒットしたバンドの代表格ではないでしょうか。で、僕が最初に聴いたのは1stではなくて2ndの「HOLD YOUR FIRE」(そんなんばっかだな)。これはちょうど夏休み中の弓道部の合宿直前ぐらいに買って#2「Rock You Tonight」(あまり人気ない曲だけど:苦笑)を聴くためにこっそりと布団の中にCDウォークマンを忍ばせていたような。このバンドもコーラスがむちゃくちゃ素晴らしくて、#1「Reach For The Sky」みたいなハードな曲もいいし、#5「When I Look Into Your Eyes」も珠玉のバラード。このバンドは1st〜3rdあたりが良かったかな。
MTVは僕にとっては洋楽情報を仕入れる一番のソースだった気がします。当時はまだ「オレはHR/HMが好きなんだ!」という自覚もあまりなく、DEF LAPPARDを知ったのも「Have Your Ever」のPV観てからだし、当時流行りだしたグランジ系のALICE IN CHAINSの「Would?」を観て「暗いけど結構かっこいいかも」とか思ってました。いろいろ触れてみて、HR/HMが肌に合ってると思ったんでしょうね。

REALIZED FANTASIES

coverTNTといえば普通は「TELL NO TALES」「INTUISION」なんでしょうけど、僕が初めて触れたのがこの「REALIZED FANTASIES」。アメリカナイズドされた、との批判的な意見もあるアルバムで、たしかにそれ以前から知っていた人にとってはこのちょっとカラッとしたサウンドは肩すかしなんでしょう。たぶんオープニングの#1「Downhill Racer」なんて曲名からして拒絶反応なのかも。しかし当時はわりと甘い系のアメリカンHRしか知らなかった僕にとっては、なんてハードな音楽なんだ!と結構ショックを覚えたものでした。「Downhill Racer」や「Hard To Say Goodbye」、それから「Indian Summer」なんかは名曲です。
このバンド、哀愁があってポップでキャッチーで…が売りなんですが、前述の「TELL NO TALES」収録の「Tell No Tales」って超メタリックで超高速でそして声が高すぎで笑っちゃうほど圧倒されました。スゴイです。

修学旅行の思い出

coverNIGHT RANGERのジャック・ブレイズ、STYXのトミー・ショウ、それにテッド・ニュージェントという“スーパープロジェクト”と呼ぶに相応しいバンドの2nd。これを買ったのは高校の修学旅行のとき、佐賀か長崎で。はっきりいって修学旅行の思い出やお土産何を買ってきたかなんて全然覚えてないのですが、弓道の試合のため遅れて夜行列車で行くときに窓の外を眺めながらKENNY LOGGINSの「LEAP OF FAITH(1991)」を聴いていたのと、現地でこのCDを買って聴きまくっていたことは鮮明に覚えてます。
このころNIGHT RANGERもSTYXもテッド・ニュージェントも知りませんでした。しかし#1「Don't Tread On Me」の豪快なサウンドと美麗なコーラスハーモニーに一発ノックアウト。なんかすごいオーラを感じたような印象がありました。それから#3「Where You Goin' Now」は今でも好きなバラードベスト5に入る名曲。後に聴くことになる1stアルバム収録の「High Enough」とコレはアメリカンロックバラード史に残ると思います。とにかくこの「DON'T TREAD」を聴くたびに修学旅行を思い出します(あくまで“修学”の記憶はナシ)。そういえばこのバンド、再結成の話はどうなっちゃったんでしょうね…。

犬兄弟

coverBON JOVIの「In These Arms」と肩を並べるぐらい好きなのが同時期にブレイクしたNELSONのデビューアルバムの表題曲「After The Rain」。キャッチーなメロディでがっちりと心を鷲掴みにする、ハードポップの超名曲です。アイドルっていうイメージが強いですが、1stアルバムは一番ハードロックしていたし、他にも全米No.1に輝いた「Love And Affection」やリーバイスのCMで有名な「Only Time Will Tell」なんかも収録されている名盤。
こんなマニアックなベストアルバム(選曲が1stと2ndのみ)がしかも今年になってリリースされていたとは…。それにしても、いつみても犬にしか見えない兄弟だな…(2ndは本物の犬登場だったけど)。デビューアルバムのジャケットのほうがまだマシ。

Keep The Faithな高校生

coverBurrn!の記事を読んでいるといろいろ昔のことを思い出します。ハードロックが好きな多くの人にとって、BON JOVIは避けて通れないバンドだとは思うのですが、僕の場合はBON JOVIが入門だったのでその思い出もいろいろ。彼らが全世界を席巻した「Slippely〜」「New Jersey」のころはリアルタイムでは聴いていなくて、ちょうど高校に入った頃「7800°FAHRENHEIGHT」という恐らくBON JOVI史上一番知名度の低いアルバムにはまってから聴き始めました。たしかコウキにいろいろ教わっているうちに大好きなバンドになって、高校2年のとき、決定的なアルバムに出会いました。それが「KEEP THE FAITH」です。このアルバムがでるまでは、バンドは過酷なツアーが引き金となって解散寸前という状況にありました。それを乗り越えてのアルバム、そして僕自身初めてリアルタイムで手にするアルバム…。めちゃくちゃ興奮しました。授業を終え部活が始まる前にダッシュで買いに行き(部長ゴメン)、ビニールを破いてブックレットを手にしたときの感動は今でも忘れないですね。そしてまた、音楽が素晴らしい。特に#4「In These Arms」は、アメリカンハードロックの中では最高の曲だと今でも思っています。このアルバムにはいろいろ突き動かされました。ギターを買いに走り(即挫折…)、Jonを真似て丸いメガネを買い(似合わねー!)、コウキとの合い言葉は「Keep The Faith!」(クサっ!)、クールなブックレットを眺めていて無意識的にデザイナーへの憧れが生まれたり(叶ってよかったねw)。
まぁこのアルバムって賛否両論が激しいアルバムみたいだし、確かに数曲の駄曲もあるんですけど、このアルバムに込められたメンバーの息吹と鼓動は凄まじいと感じました。自分の中では、数少ないマスターピースのうちの1枚として、未来永劫、燦然と輝き続けるアルバムです。

Burrn!創刊20周年

cover御大リッチー・ブラックモアにこんなことさせちゃって…。まぁ、この紙やパネルを持たせるパターンは創刊時からの慣例ですが、今までは手書きのものを持たせていたような気がするのでこういう机上の合成っていうのはやっぱり味気なく感じるというか現代的というか…。
記事のほうは20周年企画がてんこ盛りでなつかしいのがたくさん。個人的にショッキングだったことNo1は、89年5月号の表紙を飾ったジョン・サイクス。ホントは格好いい人なのに、この表紙は気色悪かった。
今月はDAREのレビューも載ってますね♪

Please Don't Leave Me

cover民放のFMでPRETTY MAIDSの「Please Don't Leave Me」が流れてました。気候が涼しいせいもあるんですが、久々にあの泣き泣きイントロを聴いたら全身鳥肌。うーんやっぱりこの曲素晴らしいス(でも肝心なギターソロにさしかかったところでフェードアウト:怒)。右のジャケットはこの曲収録の「SIN DECADE」。高校のときぐらいだったかな、よく聴いてたな〜。あのころのほうが音楽そのものに対する感受性が今よりずっと豊かだったというか、今でも当時の曲が流れると一気にタイムスリップしたりします。
PRETTY MAIDSといえばHR/HM界では老舗バンド。正直個人的には尻窄みな感じがして現時点での最新作「PLANET PANIC」の出来にはかなり不満。でも1作ぐらいじゃ見捨てたりしないので次に期待したいんだけど、新作のニュースは聞いてないしオフィシャルサイトも消えてるし、どうなっているんでしょ。

ハリーおじさん

coverMAGNUM新譜「BRAND NEW MORNING」のケース写真に変なオッサンがいると思ったらTHUNDERの必殺仕事人、ハリー・ジェイムズおじさんだった。いまだにTHUNDER以外でのバンドで叩いている姿が想像できないです。
ブルージーな骨太アメリカン・ハードロックバンドSILVERTIDEはサイトでも試聴したしCD屋でも試聴したけど買うまでには至らず。渋さや貫禄は抜群だけど、メロ重視派の僕とはちょっと好みが違うかな?よく考えたら僕ってAEROSMITHやVAN HALENってそんなに大好きなバンドじゃなかったんだ。
LORDIRocksに在庫アリだったので取り寄せたのですが、思ったよりよくなかったかも…。