田中本家でピンホールカメラ

PHat PHOTO付録のピンホールカメラ [zebra] を昨日2時間かけて作成。すっごく簡単、というわけでもないですが手順通りやって無事完成しました。早速テストするために田中本家とか近所の神社で撮影。フィルムの感度は400のものをチョイス、今日は晴れていたのでシャッターは1秒程度。シャッター操作だけだとどうしてもブレがひどいので付属の遮光板でやりました。当然ファインダーはないので“だいたいこんな感じかな?”って撮るのがまた楽しい。ドキドキしながら現像。おおっ、ちゃんと撮れてる。やわらかい感じでなかなか良いですね。付録のものでこれだけ使えるならすごいなぁ。どうやらまとめ買いしている人も多いようです(付録付きで980円とはこれまた安い!)。気になる人は早めに書店に行くことをオススメします。

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[memo]
ほぼ日刊イトイ新聞-カワイイもの好きな人々。
「PHaT PHOTO」編集部日記

草間彌生

ph会社内の一部では僕が草間彌生が大好きと思われているようで、今日もわざわざ新聞記事の写真を切り抜いてくれた同僚がいました。久々に草間彌生のサイトのぞいてみたらいつの間にデザイン変わってた。そしてこの水玉背景のインパクトにやられた。やっぱこの人の水玉作品好きだわ〜。もう一度クサマトリックス観たいなぁ…。

チョロQのコイン入れなんかに挟んでしまってごめんなさい…

Yayoi Kusama Official Site

バリバリ★バリューに登場

coverこのblogでたびたび出てくる豪商の館・田中本家が「世界バリバリ★バリュー」の「ニッポンの大地主を探せ」に出てた。あんにゃろー(同級生で次期当主)、なんでTV出ること教えてくれないんだ。すかさずメールいれたら「すまん。忘れてた。」だとさ。たしかにメディアの露出はかなり多いので本人はそんなにすごいことだと思ってないのかもしれない…。ま、彼は昔から自分の家のことを決して自慢しないところがいいとこなんだけど。
僕にとっては遊び場でもあった屋敷だけど、改めてその凄さを知りました。所蔵品の保存状態を保ったり庭の手入れをするのに年間で数千万もかかるとはねぇ。昔は千曲川のあたり(ウチや奥さんやコウキの実家も)まで田中家の土地だったというのも初めて知りました。所蔵品は欲しいのがいっぱいw。忘年会のときにねだってみよう。当主に向かって素で「これちょうだい」とか冗談いえるのは僕とコウキぐらいだろう。

殿様料理再現会食会

豪商の館・田中本家の殿様接待料理再現会食会を堪能してきました。参加者は1日限定20名で複数日開催。今年で10回目だそうですが毎年すぐに予約がいっぱいになるとのこと。主屋にてまずは抹茶をいただきながら館長から田中本家の歴史などを拝聴。このへんの観光地といえば善光寺、小布施、志賀高原はすぐ挙がるけど、須坂はマイナーな存在。でも江戸時代は北信随一の経済力があって殿様はそれはそれはすごい生活をしていたそうです(って、このぐらいは地元の人なら常識で知ってるのかな?どうも地元音痴なので…)。
157年前の須坂藩12代藩主堀直武公を田中本家に招いたときの献立を古文書を元に再現し、当時の焼き物の器(伊万里焼や輪島膳枕揃など)で、当時から付き合いのある料亭が料理をつくってくれます。めったに割烹なんて食べないですが、よくある創作料理系のものではなく、良い素材をシンプルに料理しているので非常に美味しかったです。特にシイラという魚の刺身と栗ごはんが絶品でした。襖を開けると太陽の光が眩しいぐらいに差し込む立派な庭。うーん、殿様気分!会食後、普段は一般客を入れない重要文化財の客殿に特別に入れてもらい、風情のある庭に囲まれながら心地よい風を浴びてまた殿様気分。ほんとはこのあと博物館の展示見学もあったのだけど、このあいだ見ているし、仕事に戻らなくてはならないのでお先に失礼。
殿様からサラリーマンに戻りますw

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ヘヴンリーブルー

田中本家博物館の現在の企画展は「田中本家を訪れた人々」。280年の歴史を持つ田中家を訪れた芸術家や文化人が残した書画・屏風・手紙・写真などが展示されています。小林一茶が田中家を訪れた際に詠んだ句も掛け軸として展示されてました。庭には10月まで咲いている青の朝顔が清々しく咲いています。
田中くんに10月に合計8回開催される「江戸時代・お殿様接待料理再現会食会」とやらに誘われたので参加することにしました。田中家に伝わる江戸時代のおもてなしの記録文書をもとに、157年前に藩主を招いたときの宴席料理が再現されるとのこと。江戸時代の磁器・漆器で料理が出てくるそうです。楽しみだなぁ。ちなみにまだ予約に空きがあるそうです。電話(026-248-8008)でのみ申し込み可能なので興味ある人は是非。ひとり15,000円だけど…(ボソっ)

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豪商の館 田中本家博物館

cover北信濃屈指の豪商、田中本家を今後支えていくであろう僕の中学の同級生T君が(…つーか田中くんでいいのかw)、島根の足立美術館から帰ってきて田中本家博物館にいると知ったので久しぶりに博物館に顔をだしたらバッタリ本人に会った。会うのは1年ちょっとぶりだと思ったけど、島根で勉強してきた成果と、今の立場の責任感もあってか、随分と貫禄が増していた。これは頼もしい。今の企画展(田中家の浴衣の展示)の感想はどうだとか、どうすれば地元須坂がもっとよくなるかだとか、彼とこういう話をするのはいつも非常に楽しい。
ちなみに田中本家は、1733年から続く非常に立派なお屋敷。日本庭園も蔵も見事。収蔵品もまだ全部調べ切れていないというのだから驚きです。最近、客殿などが国の重要文化財に指定されたとのことですが、昔お邪魔させてもらったこともあったので、今思えばすごく貴重な体験をしていたんだなぁと思います。

クサマトリックス

coverクサマトリックス/草間彌生
「この宇宙の果てまで続く星の億万のたたずまい。私は星の一つに還元して、永遠の中に回帰し消失してしまう。たくさんの視覚があやなす幻影と体感のはざまの中に、我々の魂への問いかけ─草間彌生」
なんとか会期中に行きたいと思っていたクサマトリックスに行ってきました。限定空間での無限ワールド、見事だったです。感動しました。そしてちょうど開催したばかりのMoMA展「モダンって何?─アートの継続性と変化、1880年から現在まで」も観ることができて、こちらもすごくよかったです。形態によって4部構成で展示され、絵画や彫刻から電子メディアまで、NYらしいごった煮感の中から色々な「モダン」な感触が体験できます。思いがけずウィレム・デ・クーニングの作品に再会できて、数年前ニューヨークで観た衝撃が蘇りました。

MORI ART MUSEUM